会長所信

令和5年度 会長所信

1.スローガン

「原点回帰~活用できるYEGへの革進~」

2.会長所信

八戸商工会議所青年部(以下、八戸 YEG)は、昭和 62 年 10 月 13 日に地域経済の振興と商工会議所活動の活性化に寄与する目的で設立されました。
私が八戸 YEG に入会してから 10 年目となりますが、八戸 YEG 設立前年の頃に生まれた私が尚早にこの八戸 YEG の会長という大役を仰せ付かるにあたり知らないことはまだまだ多く、この機会に改めて歴代記念誌を拝読しました。その中の、「青年経済人の集団なのだから、個々の企業が長期的に成長し、将来大きな利益を出せるような事業を行おう。結果として地域経済が発展する。」という発想であった、という村井初代会長のお言葉がとても印象に残り、 地域をつくる経済人として八戸 YEG が何をすべきか、どうあるべきかを考えさせられるきっかけともなりました。

私は八戸 YEG 入会以来、青森県 YEG や東北ブロック YEG で委員長という役目を経験できる機会を与えていただけたことで幅広い人脈を築くことができ、多くの地域の YEG メンバーの素晴らしい活躍を目の当たりにすることができました。また、 YEG はそもそも政策提言団体であるということを学び、八戸 YEG も政策提言を絶対にするべきだと実感してきました。
現職の八戸市長は八戸 YEG の OB でもあられます。自分たちの商売のための政策提言はもとより、これまで以上に官民の連携を強めていくことでよりよい郷土づくりに貢献し、八戸 YEG という団体の存在意義を会員だけではなく 地域の方々にも知ってもらうべきです。
そのために、私がこれまでの出向経験で得てきたものを今まさに地元でアウトプットできるチャンスがきたのだと考えています。
今後の具体的な計画としては政策提言事業の他、効果的な情報発信を行う広報事業やビジネスに特化した交流事業、国際化を意識したまちづくり事業など、 35 周年ビジョンで掲げたテーマに基づいて事業を展開してまいります。

目指すべき未来に向かってひたすら走り続けてきた八戸 YEG ですが、時には立ち止まり、後ろを振り返り、足元を確認することで気づきを得ることや、進むべき方向を今一度見定めて確実な一歩を踏み出すことも大切なことです。 20 周年のビジョン策定の際にも出てきていた思想ですが、それから 15 年経った今また、これまで八戸 YEG が積み上げてきた歴史から、持ち続けるべき不変なもの、手放していいもの、形を変えるべきものを見つめ直す時期に来ていると感じます。そして、八戸 YEG 会員一人ひとりが活用できる団体、さらには地域の皆様に必要とされる YEG へと革進するために、目まぐるしく 変遷し常に困難が立ちはだかっているこの時代の中で先見の明を持ち、皆が八戸 YEG の在り方を創造しながら行動に移すことのできる組織づくりを目指します。

 

八戸商工会議所青年部 18代会長 松橋 里実