令和6年度 会長所信
1.スローガン
「共存共栄~持続力を紡ぐパートナーシップの創造~」
2.会長所信
『原点回帰』を掲げ、新たな組織体制でYEG として本来何をすべきかを考え行動してきた令和5年度を終え、令和6年度は次代へつないでいくための新たなステージとしてまいります。
かねてより叫ばれている人口減少、超高齢化社会に起因する2024年問題や2025年問題を目前にして、人手不足や資金不足はどこからも聞こえてくる課題となっており、それは地方ほど、より顕著であるといえます。
経済活動や地域社会においても、これまで当前のように続けてこられていたものが
継続不能、存続不能になってしまう可能性が現実的になってきていると感じており、
現状を維持することすら課題となりつつある今、これまでのやり方を改良するだけでは限界があるのではないかと考えます。
SDGs を始め、「持続可能な」という言葉を耳にする機会が増えていますが、具体的にはパートナーシップに比重を置いた考え方がとても重要であると感じます。
企業、団体、自治体、どのような単位で見ても、自分たちだけで頑張ろうとするのではなく、枠を超えたパートナーシップを構築することが必要です。そしてそれは青年経済団体である我々YEG が先駆けとなり、地元企業をますます元気にしていくために率先して行なっていくべきです。
青年経済人として一人ひとりが俯瞰した視点を持ち、中小企業にとって大きな課題となっている経営資源の確保を始め、様々な課題を解決の方向へ導く在り方を創り上げてまいります。そのために八戸YEGは“共存共栄”の精神で地域全体の持続力を紡ぎ、活用できるパートナーシップを創造することで地元経済へ貢献する事業を展開します。
1. 政策提言事業
八戸市に対する政策提言活動のほか、日頃から官民の連携を強め、風通しの良いパートナーシップの創造に努めます。
2. 情報発信と人材の育成を行う広報事業
八戸YEGの活動や会員研修を通じて、共存共栄の精神を広める効果的な情報発信に取り組みます。
3. 地域のビジネスや他団体・他地域との交流にフォーカスした事業
子供たちを対象にした地元企業の職業体験事業や、お互いを知ることでより良いパートナーシップの構築につなげるビジネス交流事業を行います。
4. 地元への愛着と国際化を共創するまちづくり事業
八戸市を、市民に愛されるまちであることはもとより、観光客や外国人労働者にも選ばれるまちを目指した事業を行います。
時代の大きな変革の波にのまれることなく、むしろその波を乗りこなしていくことができるよう八戸YEGは結束し、“時代が来るなら躊躇わない”先導者たる気概と覚悟で道を切り拓くべく、挑戦を続けます。
八戸商工会議所青年部 18代会長 松橋 里実